こんにちは、SkyCreateのヒロムです。
トロンボーンを演奏していてある日、音がうまく出せなくなってしまったことがありました。
今は全くそんなことはなく健やかに演奏できていますが、
イップスで悩んでいる方々のために発症から完治までの流れを私の体験談を元にお話ししていきます。
個人的な見解ではありますが、参考になると嬉しいです。
この記事でわかること
・主な原因(私個人的な見解)と経験談 ・効果のあった対策、練習 ・楽しく演奏するために重要なこと
主な原因と経験談
私は楽器を演奏するときに、かなり力が入ってしまう”クセ”がありました。
でもあまり気にせずに中学校、高校、そして音楽大学に進学できました。
若い時はよかったのですが、23歳の頃から少しずつ苦しくなってきました。
どうも私は体の使い方がうまくない様で(よく転んでいたり物にぶつかっていたししてました)楽器で使わない部分にもかなりの力が入っていました。
仕事で楽器を演奏する様になると一回一回が苦痛で、1000人の前で演奏するときなどはどうかなりそうでした。
「楽器の演奏時の体の使い方が異常に下手」これが私の原因の一つ目です。
原因の二つ目は音大時代にあります。
音大の4年間もかなり練習ができたので、1日5時間から8時間は練習していました。
その時々は若かったためか、練習の疲労はかなりありましたが特に気にしませんでした。
その時の練習でイップスへの原因の一つとして有力なのが「バジングのみで音を鳴らす訓練を多量にし続けた」ことだと思っています。
ここで重要なのはバジングの練習が悪いわけではありません
ただ私の場合はバジングの振動のみで楽器の音を鳴らすことに意識を向け、プレス(楽器を口に押し当てること)を全くしない演奏法になっていました。
その結果、意識が口元に集中してしまい、どのように音を出すのかわからなくなってしまいました。
「プレスを全くせず、バジングだけで音を出そうとしていた」これが原因の二つ目です。
主な原因のまとめ ・「楽器の演奏時(かなり力が入るので)体の使い方が異常に下手」 ・「プレスを全くせず、バジングだけで音を出そうとしていた」
効果のあった対策、練習
「楽器の演奏時(かなり力が入るので)体の使い方が異常に下手」の対策
この解決方法は「下手ならば、筋肉のパーツごとを鍛えればパーツごとに意識が向けられるのでは?」
という考えに至ったことから始まりました。
なので筋トレをはじめました。現在(2021年4月)家トレ歴12年です。
筋トレの細かい方法などはまた記事にします。
僕の場合はこの方法はうまくいきました。それまで無意識だった「楽器を演奏しているときにどこがどう動いてるのか」が感覚でわかる様になったからです。
筋トレの目的が私の場合は「筋肉を大きくする」ではなく、「筋肉の使い方を知る」だったので、始めて1年くらいで少しずつ効果が出てきました。
今も継続中です。健康にもいいので、筋トレおすすめですよ。
「プレスを全くせず、バジングだけで音を出そうとしていた」の対策と練習
まずはマウスピーズでの練習をやめました。
これは賛否両論あるのを承知でやめました。
これは「うまくいっていないことの逆をやればうまくいくんじゃない?」の考えに至ったことから始まりました。
なので、「バジングせず」「プレスをして」練習する様にしました。
これも私の場合はうまくいきました。
始めたての頃は前の演奏法に引っ張られてうまくできませんでしたが、体作りと並行してやって行ったのでジワジワと効果が出てきた感じです。
今も継続中です。「プレス」に関しては「程よいプレス」がいいですね。プレスしすぎると痛いので。
詳しい練習方法としてはYouTubeに動画がありますので是非参考にしてみてください。
楽しく演奏するために重要なこと
私が指導にいっている生徒さんにはかなり言っているのですが
「楽器の演奏が楽になれば、音楽がもっと楽しめるよ。」
「だからこそ若いときに体の使い方を覚えて、楽しく演奏しよう!」
若い時って若さで行けちゃいます(笑)が、歳をとるとそうもいかなくなりますよね。
なので全国の楽器愛好家の皆様が健やかに楽器が演奏できることを切に願っています。
僕のイップスはみんなが楽器を楽しく演奏できる様にするになったんだと思っています。
少しでも参考になると嬉しいです。最後まで読んでくださりありがとうございました。
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