こんにちは!SkyCreateのヒロムです!
今回は「吹奏楽指導」の時によく使われがちな、でもなんだか「それってどうなの?」とよく思う言葉を3つ紹介いたします!
中高生の時によく言われてた「言葉」だけど、いまいち上手くいかなかった演奏。
そんな経験から「なぜか」を研究し、今の指導に生かしています!
あなたはそんな言葉を言っていませんか?
そして言われている方は「こういうふうに考えると健康的」というアイディアも書いていきます!
その1「もっとたくさん吸って」
私はブレスの指導の時に嫌というほど聞かされ、そして「吸おうと思えば思うほどに吸えない」現象が起こっていました。
それなのに
もっとたくさん吸って!!たっぷり吸って!!
深く吸って!!ブレスが浅くならないように!!
と言われていました。
その時私は
うるせーーーーーーー!!!!こちとら目一杯すっとんじゃ!!!
と思っていました笑。いけませんね。
このブログをいつも読んでくれている聡明な読者の皆様は「ブレス」の健康的なアプローチをご存知かと思います。
まだ読んでない方はぜひこちらも合わせて読んでみてください。
この記事でも言っている通り、「たっぷり吸うこと」よりも「しっかり吐ききる」ことが重要なのです。
なので指導するときは
しっかり吐き切りましょう!
吸うことは体が勝手にやってくれるのでその反応を楽しんで!
というアプローチの方が健康的ですよね。
もっとたくさん吸って!!たっぷり吸って!!
深く吸って!!ブレスが浅くならないように!!
と言われたら
しっかり吐ききろう!
吸うことは考えずに、体の反応を楽しもう!
という感じで考えてみてください!
めちゃくちゃ楽にストレスなくブレスできますよ。
その2「体の力を抜いて」
いや、体の力抜いたら楽器持てませんがな…と思っていました。
嫌な生徒ですかね?私w
体の力を抜いてリラックスして吹くの!
力みすぎちゃダメ!!
そう言われた私は力みを取ろうとしますが、上手くいかず、ヘナヘナな音になってしまいました。
こちとら体の使い方が下手くそなんじゃーーーーい!!
その結果、音大卒業までパワーで乗り切ってしまいました。
でもパワーで行けたんならいいんじゃないですか??
ところがどっこい、24歳くらいから謎の不調に陥り、不調の原因を10年かけて研究することになるのです。
研究の結果、「体の力を抜くという」のは言葉が間違っていて、結果そうなるといいよねという状態なのです。
ここで気をつけるべき点は「力を入れていい箇所を具体的に意識する」ことです。
そこが「腹筋」!!!
唯一力を入れていいポイントです!
そしてここまで読んでくれた聡明な読者の皆様はわかっていると思いますが、「姿勢作り」が重要なのです。(楽器演奏の問題の8割がた姿勢で片付くと思います。)
姿勢に関して詳しく書いているのでこちらも合わせて読んでみてください。
この記事でロングトーンの導入としての姿勢を書きましたが、全てのアプローチで効果を発揮すると思います。
「自分が長時間立っていられるor座っていられる姿勢」を見出し、そこに楽器を持ってくるということを取り出して練習してみましょう。
そして合わせて
体を開いて、自分が一回り大きくなったようにイメージして
目線を上げる
力みが入っている子たちはこういうふうに指導すると「フッ」といい感じになります。
力むということは筋肉は収縮していて狭い感じになっていると思われます。
なので広く感じさせてあげれると効果的です。
でもすぐにまた力んでしまうんですけどね、でも姿勢は一朝一夕では治らないので、根気よく良いアプローチをしていくことも大切です!
体の力を抜いてリラックスして吹くの!
力みすぎちゃダメ!!
と言われたら
腹筋には力を入れて良い!
そして体を開いて目の前の世界を広く感じること
と考えれればバッチリです!
その3「ちゃんと合わせて」
は?何を??どうやって?
となってました笑
これはもう指導者の実力不足以外の何者でもない最悪の言葉です。
この言葉を聞いたら「指導者はお手上げ状態なんだー」と思ってください。
例えば出だしを合わせるにしろ、
事前にテンポをしっかり感じさせ、ブレスをテンポに沿ったブレスにし、しっかり吐いて解放して、
ストレスなく解放で得たエネルギーを落とし込む。
ということを全てやったのでしょうか。また私とは違うアプローチを試したのでしょうか。
ちゃんと合わせて
書いていると愚痴っぽくなって申し訳ありません。
本当に職務怠慢。生徒に丸投げも甚だしい。
どういうふうに合わせたら良いのか、何に気をつければ良いのか、そこに指導者の腕の見せ所があると思います。
音程を合わせるんだったら
まず楽器はしっかり心地よく鳴らせているか、息の圧力は?低すぎていないか高すぎていないか
姿勢は?音のイメージは??チューニング管は正しく抜けているか?気温は?
もっともっとやれることがあると思います。
ちゃんと合わせて
私も何度この言葉に絶望したかわかりません。
私も言わないようにしています。全てをやり尽くしてからお手上げの時に使わせていただきます。
まとめ
今回は3つご紹介しましたが、まだまだありそうですね笑
私は「生徒第一」なので生徒が心地よく楽しく楽に音楽をする手助けを全力で行っています。
「言葉」というのは不思議なものでプラスの言葉だと体は良い反応を示してくれます。
なので私はマイナスな言葉遣いはできるだけ避けて指導をしています。
もっともっと皆様の演奏が楽になり、楽しめるようにこれからも「体にいい言葉」を発信していければと思います。
それでや良い音楽ライフを!!
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